設計事務所に勤務されている方は将来独立を考えているのではないでしょうか？
そこで今回は実際に不動産から設計事務所に転職した僕が設計事務所1年目の時に読んだ
『新米建築士の教科書』を紹介します！
※正直この本は１年目じゃない方にも学べる所がある内容です！
知識を身に着ける成長習慣
- 過去事例収集
- 考えを形にする
- スケール感を身に付ける
当本には７つあるのですが今回はこの３つに抜粋して見ていきましょう
過去事例収集
今までの事例を集めることにより幅広い引き出しを作ることができます！
もちろん敷地は同じ形がなく、また同じ建築の環境も存在しません
そんな中全く無知の人がいきなりプランニングを行うの至難の技です・・・
なのでどんな条件が来ても良いように日頃から、あらゆる建築を観察し引き出しを増やしておきことが大切です！
また、コツとしてはカテゴリーごとに分けることと、
その集めた資料の共通点を探すことです。
そうすることで、デザインに根拠が生まれます。
また、人は統計で信頼度が変わるので資料が多く集まれば根拠を
作りやすくなりますね！
実際には、計画地が傾斜地だった場合
過去の資料などで傾斜地に建設されている建物を集めていきます。
その中から、傾斜地に建てられている建物はあまり整地（地盤を整えること）されずに
そのままの敷地が使われているなど共通点を探すことです！
考えを形にする
みなさんの考える建築士の魅力といえば
アイデアを形にすることだと思います！
ただ、ここに苦手意識を持っている方も多いはずです。
ですが、気にしなくても問題ありません！
それは、大事なのは絵の上手さではなく、相手にアイデアの意図が伝わるのかが大事だからです！
著書では30秒スケッチを推奨しています
30秒で綺麗にデッサン風に書くことが困難なはずですよね
でも、それで良いんです！むしろそれが良いんです！
その粗いスケッチこそが伝えたい情報を絞りピンポイントで
表現することができるので伝わりやすいんです！
CADなどで書いていくと細部に目がいき伝えたい情報がなんなのか
分からなくなってしまします！
30秒で書くので通勤電車の中や
たまたま寄ったお店のデザインをスケッチすることで、
先ほどの知識の引き出しを作ることもできます！
なので、雑誌や好きな建築をどんどんスケッチしてみましょう！
大事な事なのでもう一度言います！
綺麗に書くな！
以上
スケール感を身に着ける
先ほど説明したスケッチを元に実際の図面に起こしていく時に
特に今回のターゲットでもあるのですが、1年目の建築士の方が
一番に当たる壁、スケール感です
僕だけかもしれないんですけど、本当にこれは大大苦戦しました。
少しきつ言い方かもしれないんですけど、本当にスケール感が
ないと、イメージと実物が出来なかったりします
また、デザインの幅を狭めてしまうことにもなります！
ここでその力を身につけるには
色々なの物の寸法を測ろう です！
著書ではまずは身近な自宅から
測っていこうとおすすめをしています！
ただ、僕自身正直自宅に興味がそそられなかったので、
興味のあるテーブルや椅子、
また、店に行った時のカウンターなどを採寸してメモしてました
この時に先ほど話をしたスケッチ＋寸歩を書き込むとデザインの根拠にもなりやすく、お客さんに提案もできますね！
一番はコンベックスを常に持ち歩くことが良いのですが、やっぱり持ち合わせていない時もありますよね？
その時はiPhoneの標準アプリに測定というアプリがあるのでそれを使って簡易的に測ることもできます！
しかも、すごいのが測定をした後それが画面上に残り写真も撮ることができるので、メモとしての機能としてはさすがっの一言です！笑
まとめ
- 過去の事例収集をする
- 考えを具現化する
- スケール感を身に着ける
建築士は常に勉強と言われている中、
1年目の建築士は本当に何からしていけば良いのか
分からないはずです。
ただ、今回紹介した３つの内容は学生時代の時から取り組むことも
できる内容なので、ぜひ目指している方の参考になれば幸いです！
僕自身もまだまだ新米のペーペーです・・・
なので、このようにブログなどで考えをまとめる良い機会なので
１人前の建築士になるように頑張っていきましょう！
Profile
建築屋ねこ
職業：設計士／サラリーマン・副業
資格：２級建築士 ※１級建築士取得中
趣味：旅行（建築・自然）、ドライブ、車、筋トレ
目標：建築を通じて課題の解決を提案していく
宅建士、再開発プランナー、CCMJを目指している
尊敬する人：中村拓志さん、谷尻誠さん、ひろゆきさん
□経歴
福岡の専門学校卒業
2018-2021 地場大手不動産【アフター、建売設計】
2021-2022 アトリエ設計事務所
2022-現在 地場設計事務所【公共建築関係に携わる】
